伺った用事というのがコレ。
神社の拝殿に吊るされた、たくさんの和服 |
洗濯物干し…、のようですが、
これはすべて能郷地区に伝わる能狂言の衣装。
普段は宝物庫に入っているこれらの衣装。
盆を過ぎたあとの天気のいい日に、こうして神社の拝殿で虫干しをするそうです。
古いものから、最近新調したものまで、想像以上にたくさんの衣装がありました。
なかでも古いものがこちら。
今はもう古くなり色も褪せてきたので使われていないそうですが、
刺繍を見ると赤や青が色濃く残り、当時はさぞ鮮やかだったことがうかがえました。
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こうして毎年衣装の虫干しを行っていますが、やはり問題は後継者不足。
「昔は能郷に生まれたら”やらないかん”という風に思うもんやったが、今は違う」
「続けていくっちゅうんは難しいもんなんや」
こう話してくれた保存会会長の目は真剣そのもので、
現状の課題に悩みながらも、今をしっかり続けていく強い意志をひしひしと感じました。
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