2014年5月23日金曜日

道具の手入れ

木を切り倒すのに6時間もらえるなら、私は最初の4時間を斧を研ぐことに費やしたい。
"If I had six hours to chop down a tree, I'd spend the first four hours sharpening the axe."

エイブラハム・リンカーン



相棒のヨキ(名はまだない)が傷だらけである!

最初のうちは力加減も狙いもメチャクチャだったから、
多いっきり地面に叩きつけてしまっていた……
そのせいで、刃がボロボロに欠けているのだ。

新品だから、ぱっと見はまだキレイなんだけど
道具本来の実用性が劣化してしまっては元も子もない。


というわけで、砥石で斧研ぎですよ。
砥石で研ぐなんて、多分半年前に鎌を研いだ以来。

斧を置いて、砥石でゴリゴリ。ゴーリゴリ。
ヨキは両刃なので、裏表を均等に研ぐよう意識しながら進める。

中砥石で欠けが見えなくなるまでひたすらゴリゴリ。
欠けが見えなくなるまでおおよそ30分。指で触って確認。
まだ刃先がざらついているので、さらに研ぐこと15分。

ちょっと刃がついてきたところで仕上げ砥石に移行。
刃が綺麗になるようにこすって磨いて、ついに完成。
指で触ってみると、実にいいかんじの感触♪


閑話。
刃先を撫でていると、スキーのエッヂを触っている感覚を思い出すなぁ。
エッヂ角87度、ビベル角0.5度にしたときは触るだけでゾクゾクしたものです(遠い目

私は深雪よりも、アイスバーンみたいなところを滑るのが楽しいのです。
コケたらすんげぇ痛いんだけどね。
閑話休題。

さて、研いだあとはもちろん試し切りをしないといけません。
早速軽トラで山へ。キャンピングパークへ搬入する分の薪を小割りにしていきます。

以前に比べて力を入れずとも割れていく……。前は完敗していた節の部分も両断。
切れ味は確実に向上したと思います。こいつぁいいぜ!(`・ω・)

これからはちょくちょく刃先を確認して、こまめに手入れしていこう。



しかしリンカーンさん、4時間研がなきゃいけない斧ってどんな状態ですか……。

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